GRMの教育Program

本プログラムは、グローバル・スタディーズ研究科、理工学研究科、および連携研究科に在籍する学生を対象とした、前期・後期課程を一貫した教育プログラムです。Preliminary Examination(PE)及びQualifying Examination(QE)を実施し、プログラム履修生を選抜します。選抜された履修生は、所属研究科での学位審査に加え、本プログラムの所定の審査に合格すれば、本プログラムを修了したことを併記した学位記を授与します。

図:プログラムの全体像

GRMコースワークについて

実践知を基に多文化共生社会を実現する人材育成の目的に即した【博士前期・後期課程の5年間を一貫とした教育プログラム】を用意し、学生を迎え入れます。

図:実践知を基に多文化共生を実現する人材養成の目的に即した学習プログラム

プログラム履修生は、自身の専攻修了に必要な科目30単位以上に加え、別途GRM科目を20単位以上取得しなければなりません。

GRM共通科目 <8単位以上>

グローバル・リソース・マネジメントに関する共通科目
実践的な演習や、自治体・国際機関などで実習するなど、実地的に俯瞰力と独創力を養います。

1GRM国際会議の組織と実践

多文化共生社会に関する具体的課題をもとに、学生自身が国際会議の準備から運営、評価までを行う

例》テーマ:Responsibility to Protect –Case of Syria

課題設定:シリアを例に、人道的介入の是非を論点と根拠を明確にさせて議論

  1. ① 学生を国連関係国・国際機関にグループ分けし、それぞれが本課題についての従来の立場を文献を通じて理解する
  2. ② 安保理を舞台にして、論戦を行う
  3. ③ 各代表団が、resolution案を提示する
  4. ④ 会議当日は学内外から聴衆を集め、聴衆は各グループに質疑を行い、最終的に、どのグループがもっとも優れていたかを聴衆の投票によって選ぶ

※Rapporteur(学生)は、各グループの評価と議論全体の総括を行う。

2インターンシップ

国内外の企業・官公庁・自治体・国際機関・NGO・海外の教育研究機関と連携し、マッチングを経て学生を派遣し、実習・実務研修等を行う。
 =受け入れ機関が教育の一部分を分担する

例》国連機関でのインターン

受け入れ可能分野の精査を行い、課題を提示して学生とのマッチングを行ったうえで、国連の業務にインターンとして従事。
(実績:国連工業開発機関(UNIDO)インターンシップへの参加など)

条件
インターン参加学生は、事前に受け入れ機関からの客員教員の講義(座学)を履修し単位の一部を修得。
評価
受け入れ機関の教育責任者と本学教員で学生のインターンの成果について報告を受け、評価を行う。

3オンサイト実習

国内外の企業、自治体、国際機関などにおいて、特定の課題をもとに実践的な知識と方法を修得する。

タイプ1

水道・電気エネルギーを中心としたインフラ施設全般について学ぶ
例》小規模な水力・風力発電プラントを構築する離島を訪問し、住民の期待、行政との関係、環境負荷などの課題について検討する。
タイプ2

多文化共生、新興国や困難国の事情理解、リソース・マネジメントについて学ぶ
例》宗教多様な地域で平和構築に取り組むNGOの活動に加わり、その地域が抱える課題を深く理解する。

4フィールドワーク

理論や方法を学んだ後、世界各地に赴き、一定期間滞在・現地での実習を行う。

デンマーク、アイスランド 電力供給(水力・地熱)
フィリピン 水道水質向上
ザンビア ルワンダの現状、ジェノサイド以後の和解政策、教育状況
ミャンマー ミャンマー中部における仏教徒国民のイスラーム教徒に対する認識
ルワンダ 水インフラ(特に飲用水)
ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア 紛争後の復興状況
アメリカ合衆国 国連、国連開発計画、世界銀行にて聴講、討論
ルーマニア ヨーロッパ社会的企業ネットワークの実践実例
カザフスタン ロシア主導のユーラシア統合、ウクライナ危機問題
トルコ イスラーム系の社会運動とトルコ市場の動向

5フィールドリサーチ

学生各自が設定した「問い」に答えるために必要なデータや資料の収集を研究対象・関連地域にて実施する。教員の指導をうけながら、調査の企画・立案も学生が進めていく。

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GRMコモン演習 <4単位以上>

人文・社会系、理工系の学生が共修し、議論を通じて発想の転換と統合を鍛錬します。

図:GRMコモン演習

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GRMサブ・メージャー科目 <8単位以上>

所属研究科以外の学際領域科目
多文化共生の多様な現場で活躍する教員による講義のほか、産・官・学・国際機関・NGO・NPOの講師から、進行中のケース・スタディを学びます。

図:サブ・メジャー科目

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外国語による教育・研究指導

英語+1の外国語習得
なお、本プログラム担当教員は、英語はもちろんのこと、フランス語、スペイン語、中国語、トルコ語、ペルシャ語、ドイツ語などの言語にも精通しており、必要に応じてこれらの言語による教育・研究指導を行います。 また、これ以外の特殊な言語については、履修生のニーズに合わせてプログラムを開発し、履修生に提供します。

産学官にわたる世界中の連携先

実際の現場で様々な実践を通して、多文化共生を実現できる能力を養う機会を提供しています。海外大学、国内外の企業、国際機関などと連携協定を締結し、学生に留学やインターンシップの機会を提供するほか、講師の招聘などを行います。

図:3つの外部連携

※上記以外の連携先もあります。

進路とキャリア・パスへの取り組み

国際機関、政府機関、学術機関、グローバル企業との連携により、学生の取り組みをサポートし将来のキャリアへ繋がる指導を行います。

図:キャリアパスへの取り組み
GRMリーダーが活躍する進路
グローバル展開する企業で、文化摩擦による争議・衝突を未然に防ぐマネジメント力を備えたエンジニア・マネージャー・経営者。異文化の社会を積極的に市場として取り込むための戦略を描ける人材
多文化共生の現場を熟知しつつ、日本独自の援助・開発・紛争調停・平和構築をリードする公務員・政府系機関職員
現代のグローバル・イシューズに対する現実的分析能力を持ち、既成概念にとらわれない新たな地平を拓く先端的研究者
国際機関 国連の持つ調停力の限界を打開する新たな知見と判断力を備え、紛争抑止と平和構築、復興に貢献する国際公務員