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日中関係をどう打開するか

開催日:2013年7月11日(木)
場所: 今出川校地(烏丸キャンパス) 志高館 SK110
講師: 呉 寄南 氏〔上海国際問題研究院学術委員会副主任〕
司会: 加藤千洋 教授〔グローバル・スタディーズ研究科〕


 「尖閣問題」で日中関係が緊張し、両国間の様々な交流に支障も生じている状況下で、中国有数の日本問題専門家を講師に迎え、この状況に対する中国側の見方、暗礁に乗り上げた形に事態の打開のために、今我々にできることなどについて語ってもらった。
 隣国中国と以下に安定した関係を維持するかは日本の今後にとって重要なテーマであり、かつ「尖閣問題」という厄介な問題を抱えている折から、「日中関係をどう打開するか」は非常にタイムリーな話題といえた。そのためか学内学外から約80名もの聴講者があった。
 講師の呉寄南氏は上海で最も著名な国際問題のシンクタンク上海国際問題研究院の学術委員会副主任で、日本研究所長もつとめた中国有数の知日派である。このため講演内容は中国側の主張を一方的に述べるものとは異なり、日本側が疑問に感じている中国側の強硬姿勢などについて、中国の国内事情など背景説明を丁寧に行い、日中関係を読み解く上で重層的な視点を提供してくれた。
 中国はアフリ力、中東、南米など各地で経済援助や投資、人材派遣などを活発化させており、日本のそうした活動と重なる部分も多い。中国の対外姿勢、政策などをより深く、より幅広く知る必要はますます高まっている。そうした点においても役立つ情報、視点が得られたように思う。(加藤千洋)


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