開催日：2013年7月9日(火)
場所： 今出川校地(烏丸キャンパス) 志高館 SK118
演題： "Nihilism and Islam"
講師： Mustapha Kamal Pasha(ムスタフ・カマル・パシャ) 氏〔英国アバディーン大学教授，同志社大学客員教授（2013. 7. 1～7.31）〕
司会： 峯　陽一 教授〔グローバル・スタディーズ研究科〕


ニヒリズムとイスラムの関係を哲学的、比較宗教学的に考察するたいへん刺激的な講演だった。会場にはムスリムの留学生が多く参加し、一神教神学の根底にまで掘り下げた深い講義に感銘を受けていた様子がうかがえた。パキスタン出身のムスタファ・カマル・パシャ氏は、現在はイギリス・アメリカを中心に活動する批判的国際関係論の第一線の知識人である。ＧＲＭのレクチャー・シリーズは多彩な講師陣を迎えて展開しているが、多くの院生が堂々と自分の意見を述べ、知的な交流に主体的に参加している姿が印象的だった。（峯陽一）


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