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2025年度On-site Group Work オンサイト実習(2025/8/17-8/24)

2025年8月17日から24日にかけて、ベルギーとオランダを舞台にオンサイト実習を実施しました。

「Addressing sustainability challenges through interdisciplinary and participatory approach」というテーマのもと、行政・企業・大学・消費者という様々な立場から環境問題に向き合い、課題の本質とその解決策を模索する実践的な学びの場となりました。

1日目(ベルギー・ブリュッセル)
EU Parliamentにて欧州連合の意思決定プロセスを学び、EU Commissionでは環境政策と気候変動対策に関する講義を受講しました。国際的な政策形成の現場に触れることで、制度的な枠組みへの理解を深めました。

2日目(ベルギー・オーステンド他)
ダイキンヨーロッパの本社工場を訪問。現地(欧州)のニーズに即した製品開発の製造工程を見学し、技術革新と環境配慮の両立を体感しました。さらに個人住宅を訪問し、ソーラーパネル・ヒートポンプ・電気自動車を活用したカーボンニュートラルな暮らしを見学してお話を伺うことで、個人レベルでの持続可能性の実践を学びました。

3日目(ベルギー・ゲント)
昨年、ゲント大学内に建設されたDENV Research & Development Centerを訪問。ゲント大学Paepe教授の指導のもと、ゲント市・オーステンド市の有識者から地域ごとの環境課題と対応策について話をお伺い、都市間比較を通じた多角的な視点を獲得しました。

4日目(オランダ・ナイメーヘン)
整備されたサイクリングハイウェイを自転車で走行し、環境に配慮された都市設計と市民のライフスタイルを実際に体感しました。再開発地区Bottenndaal、気候変動に備えたRiver WallとRoom for River、都市拡張地区Waalsprongの視察を通じて、持続可能な都市づくりの先進事例を学びました。

5日目(オランダ・ナイメーヘン)
ラドバウド大学にて、Etiënne教授、P.Jittrapirom助教、ナイメーヘン市有識者による講義を受講しました。持続可能な社会の実践に向けて、制度的・文化的な障壁、技術導入の課題などを多角的に理解し、システムダイナミクスの手法を用いて、都市の持続可能性に関する因果関係やフィードバックループを可視化し、実践的な問題解決へのアプローチを学びました。

5日間のオンサイト実習は、現地での体験と対話を通じて、サステナビリティの本質に迫る貴重な機会となりました。9月3日の最終発表会では、参加者が3つのグループに分かれ、それぞれの専門知識を持ち寄りながら、文系・理系・社会人・学生の垣根を越えて、協働・学際的なアプローチで持続可能に向けた具体的な解決策を提案します。

オンサイト実習
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