2025年9月3日、烏丸キャンパス志高館にて、オンサイト実習最終報告会が開催されました。

本報告会では、8月17日から24日にかけてベルギーおよびオランダで実施した実習に参加した学生・社会人が、3つのグループに分かれて成果を発表しました。

参加者は文系・理系、学生・社会人といった枠を越えて協働し、行政・企業・大学・市民など多様な視点から環境問題に取り組みました。現地では、EUの政策形成現場の視察、ダイキンヨーロッパの製造現場の見学、カーボンニュートラルな暮らしの実例紹介、都市設計の先進事例の調査、大学での講義やワークショップへの参加などの体験を通じて多角的な知見を深めました。

各グループは、都市の持続可能性に関する因果関係やフィードバックループを可視化し、環境課題の解決には単一の視点ではなく、複数のアプローチと機関の連携が不可欠であることを明らかにしました。プレゼンテーションでは持続可能な社会の実現に向けた具体的な提案がなされ、学際的な協働の可能性が示されました。
 
ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンター（TIC）およびGRMプログラムの関係者も報告会に参加し、実習の成果を共有しました。準備段階から多大なご支援をいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。