Course Program
GRMコースについて
「専門+α 」のリテラシーを身につける大学院共通教育プログラム
GRMコースは、博士課程前期課程および後期課程に所属する全研究科の大学院学生を対象とした大学院共通教育プログラムです。
GRMコースは、所属の研究科・専攻の教育課程とは別に履修し、コースの修了に必要な単位5科目10単位以上を修得します。所定の単位を修得し、プログラムの修了を認定された履修生には、学長から修了証を授与します。
GRMコースでは、登録できる科目数に上限を設けていません。したがって1年で5科目10単位を修得し、コースを修了することも可能です。あるいは、複数年にまたがって計画的に履修し、修了することも可能です。
さらに、課程や学年に関係なくコースの履修を開始することができます。たとえば博士前期課程2年次や、博士後期課程から開始することも可能です。履修開始から修了に至るまで、コース履修生の計画次第で柔軟な履修計画を立てられることもGRMコースの大きな魅力です。
GRMコースのカリキュラム
GRMコースのカリキュラムは、修了者が大学院学生にふさわしい高度なリテラシーと専門分野以外の基盤的知識を得て、実社会における困難な状況を克服できるだけの知恵とメンタリティーを身に付けることができるよう設計されています。
Curriculum
フレキシブルな「 3 層構造カリキュラム 」
カリキュラムは3層構造になっており、GRMコースでは「自分の学習計画を自身で設計する」ことを基本にしています。1層目コースの最初に履修すると3層目最後に履修するの科目が必修科目となっていますが、その他は履修生自身で履修する科目を選択し、修了に必要な単位5科目10単位以上を修得します。自身の得意な分野や秀でた能力をさらに伸長させることも、不足していると思われる分野の学習を深めることも可能で、結果として履修生の積み上げた知識や経験は、一人ひとり違うものになります。
Curriculum
GRMコース 構成科目一覧
カテゴリ | 選択/必修 | 科目名 |
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1層目 | 【必修】 | On-site Group Work |
2層目 | 【選択/必修】 3科目以上 |
Resource Management for Coexistence and Cultural Diversity |
Mathematics and Physics as Liberal Arts | ||
Infrastructure Design for Human Communities | ||
Environmental Earth Science as Liberal Arts | ||
Global Resource Management: Interdisciplinary Approach1-Natural Science | ||
Global Resource Management: Interdisciplinary Approach2-Humanity and Social Science | ||
Global Resource Management and Sustainable Development Goals1 | ||
Global Resource Management and Sustainable Development Goals2 | ||
Global Resource Management and International Relations | ||
Research Methods of Social Sciences | ||
Global Society in the Modern World | ||
GRM Topics1 -Natural Hazards and Disaster Management |
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GRM Topics2 -Topics in Mathematics for Information and Data Sciences |
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Capacity Development for Coexistence and Cooperative Works | ||
Introductory Laboratory of Infrastructures | ||
3層目 | 【必修】 | Seminar for Advanced Liberal Arts |
●各科目とも単位数は2単位です。
●GRMコースの授業は、英語を中心に運営されます。履修生の語学力を考慮の上、部分的に日本語で行われることもあります。
●「Seminar for Advanced Liberal Arts」を登録・履修するためには、「On-site Group Work」が履修済であるか、同一年度中に登録されている必要があります。
修了生の進路とキャリア形成への取り組み
アカデミアばかりじゃない。学んだ知識で視野を拡げる
GRMでは、汎用性と応用力を備えた基礎能力と高度なリテラシーを身につけ、ひとつの分野や職種に縛られずに社会で活躍できる人物の育成を実践します。 GRMは、これまでに30名を超える修了生を博士学位取得者として輩出してきました。そのうち約半数の修了生が、主に民間企業や企業の研究職などのノンアカデミック分野をファーストキャリアに選んでいることは、GRMの大きな特徴です。残りの半数は、大学や公的研究機関の研究職といったアカデミック分野に進んでいます。
多くのGRM履修生は、コースの履修やキャリア・コーディネーターとの定期面談、キャリア開発に役立つガイダンスなどから一人では得ることが難しいような専門性の高い情報を適切かつ多面的に得ます。それらをきっかけに、大学院修了後または博士学位取得後のキャリア開発について早期からより深く考え、高い目的意識を持って行動することで、自身の望んだキャリアを切り拓いています。 その結果、日本国内はもちろん世界の各地でGRM修了生は幅広く活躍し、文字通り社会を牽引しています。
2023年度末時点 GRM修了生35名の進路 |
ノンアカデミック分野 | アカデミック分野 | その他、海外大学大学院進学等 |
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14名 | 17名 | 4名 |