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GRM Students’ Reports

GRM履修生活動レポート

Becoming a Global Professional and Global Goals and the Post

グローバル・スタディーズ研究科 佐藤 裕太郎

開催日:2014年5月19日 (月)
場所: 今出川校地(烏丸キャンパス) 志高館 SK119
講師: Prof. Sakiko Fukuda-Parr (International Affairs, The New School, New York)


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【講演内容】
 今回の講演は、ミレニアム開発目標(MDGs)とその後ポストMDGsについての話とグローバル・プロフェッショナルについての話の二部構成になっていた。
 MDGsにはグローバル・ゴールとしての側面があり、国内の単なる政策目標とは異なる性質を有している。まず、国際的な開発に対する合意であること。次に、国際標準やインセンティブを形成する政策ツールであること、である。国境を越えた課題に対して多種多様な国が参加して取り組むため、予期しない結果には十分に配慮する必要がある。
 グローバル・プロフェッショナルに関しては後述するが、大きく分けて四つの資質が求められる。フクダパーさんはそれを「ニュー・スクール・ウェイ」と呼んでいる。
 

【得られた成果】
 フクダパーさんの講演を聞き、「グローバル・プロフェッショナル」とは何かについて改めて考える機会を得ることができた。
 フクダパーさんの講演では、重要な要素としてモチベーション(意欲、行動)、訓練(批判的思考、フィールドに関する知識)、スキル(分析手法)、ネットワーク(世代、国籍、言語の隔たりを克服するもの)の四つが挙げられた。私はもう一つの要素があると考える。グローバル・プロフェッショナルは、グローバル・イシューに臨むことが想定されていることを鑑みると、その特有の属性を考える必要がある。それは、国単位の思考では解決できず国境を越えた発想が求められるということである。それゆえに、多種多様な国の人から意見を聞いて、妥協可能で実現可能性のある案を提示しなければならない。だからこそ、長い時間をかけて聞き続ける、説き続ける、観察し続ける我慢強さが、グローバル・プロフェッショナルに求められる最も重要な資質の一つだと考えた。


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